2010年11月23日火曜日

東北フィールドワーク、ちょっと興味深かった話。

JKです。せっかくブログがあることだし自己紹介以外の記事も載せてみようかなと、書き込んでみます。自分のブログも放置しながら。

先日ですね。我々公共交通班、フィールドワークに行って参りました一路東北。あまりカタい話だけ書くのもなんなのかなぁと思いますので、撮ってきた写真も絡めつつ…


小岩井牧場、公共交通班なのにクルマで(総走行距離2200km


乳頭温泉、積雪により断念(外気温0℃)


奥入瀬渓流、圧巻の紅葉(酢ヶ湯温泉は最高でした)


YMの地元、花巻名物の異常成長したソフトクリーム(¥140


仙台にて利き酒、三人がかりで全て外す(「辛口」でさえ)


…いえ遊びにいってた(だけ)ではなく、いろいろ貴重なお話も伺ってきました。

八戸市役所でお伺いしてきた話の中で、印象に残っていることいくつかがあります。ネットで書ける範囲で。
公共交通にかぎらず、まちづくり…行政の現場での問題であります。
例えば、基本構想や基本計画からはじまるマチの計画ですが、それらは気合をかけてつくっているマチなら数年かけて作りますし、更に毎年新しくなるわけではありません。したがって、510年という中で学説やマチの姿が変わっていくのに必ずしも対応できていない、そんな当たり前が問題になることがあるらしい。
例えば八戸の新幹線駅が市の中心部から離れた部分に置かれたことは、昨今の「コンパクトシティ」(八戸市では「コンパクト&ネットワークシティ」ですが)的な見地からは「あれ?」ではあるけれど、路線決定段階でこうした話が行政や政治で主役になっていたか?というとそうではない。ふつうの施策なら、コトバやオカネを変えれば時代に沿った形に変えていくことができるのでしょうが、ハコや線路は移動できません。シムシティじゃないし。
また、市役所内部での縦割りの問題があります。例えば、福祉に貢献するバスを走らせたいのに、その財源は福祉課が持っている、といったことがあります。各部署ではそれぞれがんばっているけれど、「それぞれ性」を解消するのは、なかなか難しいのだそう。
またお話は市役所の人事システムにも及びました。数年のローテーションでの人事異動ではスペシャリストが育ちにくい。人も足りてないらしい。

まちづくり全体にかかわる公共交通、施策は本来長期的に横断的に考えられなければいけない、そんな風に僕は考えているのですが、話を伺う限りではこうした問題、「モロ被り」してしまうんじゃないか。そんな風に感じずにはいられなかったわけです。
ではどうしたらいいんだろう。そんな事を個人的に考えながら…直接の結論はやっぱり出せず。ただ沿線の住民やお店など、利害関係者全体の大きな「うねり」がやはり必要になってくるのではないでしょうか。「うねり」が起きれば、こうした困難のなか身をすり減らしている各マチの交通課の方々、けっこうイケてる提案を自信もって行政全体に提案、波及させていけるだけの蓄積自体をもう持っているんじゃないか?そんな気がしたフィールドワークでもあったので。そこでもってでてくる「協働」とか「役割相乗型社会」とか…

今日休日の早稲田で「役割相乗型社会」の話をぶっつづけ3時間してきた、マジメな公共交通班はこんな人達です。


「ゆる~く本気になれる場所」(笑)
今週末の合同ゼミはみなさんがんばりましょう!がんばらなきゃ

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