2013年7月27日土曜日
【グループ活動報告】教育福祉コミュニティ班
今日から9月17日(夏合宿前日)のあいだ、
全10グループの研究活動報告を行っていきます!!(゜◇゜)ゞ
↓グループ研究については以下の記事を参照↓
3,4期のグループ研究について
今日はその第1グループ目です!!!!!
【グループ名】
教育福祉コミュニティ班
(3期・4年)
【メンバー】
I.T.(政治学科) 、S.O.(政治学科)
【研究課題-概要】
地域の子育てグループの“現代において最良な”組織方法をさぐる
【研究課題-詳細】
(1)
子供の貧困や無縁社会が問題となる現代において、子どもの適切な発達と教育は家庭の教育力だけではなく、地域の教育力が必要である。
(2)
地域の教育力を活かすための組織である子育てグループが必要であり、そのグループには「地域で子育てをして、子どもの適切な発達と教育が必要である」との共通了解(合意、共通認識、共通目的)が必要である。
(3)
その共通了解を探せる組織をどう構築するかを探る。
(4)
そうした組織は、(a)子どもの適切な発達を保障する、(b)必要であれば政治・経済界に自分たちの要望を表明する、ことをなせる組織である。
【研究方法】
まず、(1)(2)を理論・実践例から論証する。
次に、(3)を組織論等から考察する。
最後に、(3)の方法で組織された団体が(4)の機能を果たせるかを論証する。
【夏休みの活動内容】
二人とも夏休みは自己成長のため忙しいのでなかなか会うことはできません。内職中心の研究になりそうです。道筋はしっかりとしている(と思う)ので、個人個人が文献研究を行い、確実な情報共有を行います。
【夏合宿発表への意気込み】
(S.O.)
児童虐待 過去最多6万7000件近く(NHK)
子ども虐待による死亡事例等の検証結果 等
児童虐待件数が過去最多となりました。虐待死した人数は99人です。 捕捉率が上がったという面も否めないかもしれませんが、それでもなお陰惨な現実だと思います。 私は、この虐待死も含め、以下の問いに答えるべくこの学部に来ました。 政治は生者にのみ捧げられ死者には捧げられないべきか、それとも死者にも捧げられるべきか、という問いです。 4年生になっても、未だこの問いに対する答えは出ません。
しかし仮に後者の立場に立つとして、もう一つ次の問いが浮かび上がってきます。 この子らの魂に対して何をなすべきか、という問いです。 この問いに答えるための一準備として、私の場合、今回の研究を位置づけています。哀悼だと思います。 墓参りの慣習も薄くなってきている現代ですが、ときに死者へ哀悼を捧げることも悪くないのではないかと思います。
(I.T.)
教育の役割を大別すると二つに分けられると考えています。1つは、社会の健全な維持ための教育。もうひとつは個人がよりよい人生を送るための教育、です。このふたつは互いに相反するものではなく、相互にそして複雑に絡み合い、バランスを保ちながら、両方の機能を達成するべきものです。
「教育の危機は社会の危機です」と尾木ママが言いました(尾木直樹[2003]『子どもの危機をどうみるか』岩波書店)。この発言はすでに10年以上の前の発言ですが、今日でも身にしみる言葉です。現状を客観視せず、教育に対する妄想と幻想のみでの教育政策が行われようとしています(勝野正章・佐藤学[2013]『安倍政権で教育はどう変わるか 』岩波書店)。子どもの貧困、教育格差、教師の疲労は加速していくばかりです。
政治学士見習いの身分として、教育の二つの機能―社会の健全な運営と個人の幸福の想像―を達成するためにはどうしたらよいか。そのことだけに全力をつくしていこうと思っています。
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