小原ゼミの5期以降の後輩のみなさんへ
4期男幹事 元木寛人
こんにちは。小原ゼミ4期で2年間、男幹事を務めさせていただきました、元木寛人です。
今、小原ゼミに所属している5期生、そして来年度以降小原ゼミに所属する6期以降のみなさんへ。
小原ゼミを選んでくれて、ありがとう。
良い選択だと思います。
小原ゼミの2年間、楽しかったです。
先生と仲間に恵まれました。本当にありがとうございました。
私なりに、2年間小原ゼミに在籍したゼミ生として、感じたことを述べたいと思います。
①小原ゼミの研究について
研究をどう進めるかは、自分次第です。
自分たちの問題意識からテーマを決めて、そのテーマにどう迫っていくか、どんな角度から掘り下げていくのか。
それを一人ではなく、仲間と議論し合いながら掘り下げていく。
その過程にこそ、小原ゼミの醍醐味があります。
確かに、一人で研究した方が、やりたいことはできる。作業も早いかもしれない。
グループワークは、仲間がやりたいことと自分がやりたいことを擦り合わせないといけない。方向性を決めるのにも時間がかかる。でも、その根本さえしっかり話し合って取り組めば、一人で研究する以上に、あらゆる角度から深く学ぶことができるのです。
仲間と本気で議論して、時には反論し合って研究したことは、今でも強く印象に残っています。この経験は、必ず自分にとっての財産になります。
自分たちが研究したものを、今度はゼミの仲間たちに発表する。この時間も重要で、かつ楽しい時間です。
僕はこの時間の使い方について、一つ後悔があります。
それは、研究発表を聞くゼミ生の態度と質疑応答の時間についてです。
この部分をいかによりよいものにできるか、全員が主体的に参加し、より多くの人の意見を研究にぶつけることができるか。
この点がゼミのレベルを左右するポイントだと思います。
私の後悔は、質疑応答の時間を私が使い過ぎたことです。質問者の人数が偏ることは、どの代にも起こり得る問題の一つです。これを解決する手段は、ゼミ生への議論への参加を呼びかけることしかありません。
私は自分が多く発言することで貢献しようとしましたが、それは違いました。貴重な時間が失われるだけです。
「あいつが発言してくれるから、自分は意見を言わなくてよいかな」そうなってしまうと、議論の質も意見の角度も一定の枠の中に収まってしまいます。
最初は、誰でも的を射るような的確な指摘はできません。たくさん発言して失敗を繰り返しながら、徐々にポイントを抑えられるようになっていくのです。
私は男女関係なく、議論を聞く全てのゼミ生が発表された研究に対して、質問なり意見なり感想なりをぶつけることが、理想だと思います。そして、ぜひ5期以降のゼミ生には目指して実践してほしいです。
他人の発表を聞いている時間。この時間をどう使うかで、小原ゼミを通して得られるものは変わってくると思います。
ゼミ生のモチベーションは様々だとは思いますが、集中するときは集中する、遊ぶときは思いっきり遊ぶ、そんなメリハリのついた楽しい充実したゼミ生活を送ってほしいです。
②小原ゼミのゼミ生の繋がりについて
つまりは、プライベートも含めて、楽しいゼミかということです。楽しい!即答します。
普段のゼミだけだと、なかなかグループ以外の仲間との交流は多くありません。
そこは飲み会なり遊ぶなり、仲間で誘い合ってみればよいと思います。4期は、3年前期のサブゼミの時間に「お誕生日サプライズ」企画を実行しました。中学生か!って企画ですけど、茶番の脚本を書いて仲間が弾けて誕生日の人がビックリする姿は、見ていて面白いです。この企画を通して、横のつながりはグッと深まったと思います。
小原ゼミに来る人は、みんなどっか真面目で、楽しみたい!って思っている人が多いです。著しい価値観の齟齬はないと思います。特にサークルも終わる4年以降は、大学生活を彩る楽しいコミュニテイの一つとなること、間違いありません。
4年の最後までグループワークのゼミということで、政経のゼミの中でも4年になって辞める人の割合は、相当低いゼミです。私たちは18人で入り、18人で卒業します。卒業後の繋がりを考えても、後味のよい過ごしやすいゼミだと思います。
縦のつながりはどうか。
小原ゼミは3・4年合同ゼミではないので、ビアガーデンや夏合宿などのイベントを除くと、共に過ごす時間はあまり多くありません。
しかし、飲み会や就活相談会など、交流する機会を創出することはいくらでもできます。また合宿は2泊3日合同なので、ここで縦のつながりがグッと深まります。そこから個人同士の付き合いも生まれるでしょう。
対立することはありません。深い繋がりを作ることはきっとできるはずです。
また昨年、2014年に小原ゼミOB会が誕生いたしました。毎年10月に小原ゼミOB会総会が行われます。小原ゼミで学んだ経験を様々な舞台で活かしている社会人のOBOGさんにもお会いすることができます。今後より深い広い小原ゼミの繋がりが広がっていくことでしょう。
先生との繋がりはどうか。
小原先生は、いつもゼミ生を見守ってくださいます。仲間もそうですが、師と仰ぐ先生とたくさん飲み交わそうではありませんか。飲み会は大人数も楽しいですが、少人数だからこそより深い話ができるというのは、皆さんもお分かりでしょう。
学年間の繋がりも大事ですが、小原ゼミのゼミ生として、先生との繋がりも深めたいものです。先生と学年水入らずの飲み会を行うことは、より小原ゼミを思い出深いものにすることに他なりません。大人数の飲み会だけでなく、同期と先生の飲み会、あるいはそれ以上に小さなグループで飲み交わすのも良き思い出となるでしょう。
以上、長々と書き綴って参りました。
間違いなく言えるのは、2つです。
早稲田大学政治経済学部に入学して、小原ゼミで学んだこの2年間が、大学生活の学問を学んだ経験としてかけがえのないものになったこと。
小原ゼミというコミュニテイが、今後の人生においても自分にとって大事な居場所の一つになったこと。
小原ゼミに所属して、学ぶことができた。
たくさんの先輩や後輩に恵まれ、大好きな同期と2年間過ごすことができた。
小原先生、そして支えてくださった全ての方に感謝します。ありがとうございました。
後輩のみなさん、どうか「小原ゼミでよかった!」と思って卒業できるよう、思いきり学び思いきり遊んでください。小原ゼミにはその環境は、間違いなく整っています。それをモノにするかどうかは、あなた次第です。
それでは、またお会いしましょう!
さようなら。